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木下園について

多肉盆栽という提案

「盆」 はうつわ  「栽」 は植える

個性豊かでユニークな多肉植物には、一つひとつ、それぞれの世界があります。
木下園では、多肉植物を手作りの厳選されたうつわに植えることで、その個性を最大限に引き出したいと考えました。

ユニークという言葉には、「珍しい」という意味のほかに「独特」「唯一」という意味があります。
そんな多肉植物のようなユニークな生き方に憧れ、この木下園をオープンいたしました。

ここに、私の好きな画家「エゴン・シーレ」の言葉を引用します。

十人の千里眼者を含む、千人の学者達がいる。
千人の学者達の中には、一人の天才、一人の発明者、一人の創造者がいる。
そして知識ある者は、何千人いるのだろう。
数えきれぬ程の立派な人と、その卵がこの世にいるのだ。
しかし、にもかかわらず、私には私の素晴らしさが好ましい。
 
黒井千次著 『永遠なる子供 エゴン・シーレ』(河出書房新社)より引用

自分らしく生きたいと思い続けてきた私自身、何が自分らしいのか、という原点的問いにはまだ答えられずにいます。
しかし、エゴン・シーレの言葉にあるように、「私には私の素晴らしさが好ましい」と胸を張って言えるような生き方をしたいと、私は願わずにいられません。
なぜなら、それは何よりも私の内側から湧き出る、原始的な欲求だからです。

自分らしく生きる事は、決して簡単なことではないと思います。
新しい道を歩み出すことは、とても勇気がいります。
私自身まだ小さな一歩を踏み出したばかりですが、ユニークな生き方をしている人々の活躍の場がこれからも増え続けるようにと、一つひとつに思いを込めて多肉盆栽をつくっています。

木下園: 及川聡子